異色キャリアを支える、挑戦と学びの精神

竹内 貴行 (Takeuchi Takayuki)

職種:新規事業コンサルタント
役職:マネージャー
経歴:SIer企業→プライマル中途入社

転職後、基本動作から叩き込まれる

前職の独立系SIerに新卒として入社し経験を積んだのち、プライマルにジョインしてからもうすぐ7年が経過します。メールフォルダ内に入社した当日のメールがまだ残っており、たまに日付順でメールをソートした際に昔のメールが目に入っては当時のことを懐かしく思います。

前職ではシステムエンジニアとしてシステムの要件定義や設計、コーディングや試験等で日々明け暮れていました。それはそれで充実していましたが、このままこの業界に居続ける将来像がどうしても描けず、3年も経つと新しいフィールドでもっと活躍できる人材になりたいという想いが芽生え始め、プライマルへの転職に繋がりました。

入社後数カ月はカルチャーショックと試練の連続でした。システム畑をひたすら歩いたこともあり、社会人マナーすらおぼつかないのですから当然です。システムの知見はあれど、それ以外のスキルはほぼ皆無。当時の上司にはおそらく相当迷惑をかけたと思っています。社会人としてできて当然ともいえる行動(基本動作)を徹底的に叩き込まれました。挨拶、時間を守る、etc…「コンサルタント=人」ですので、基本動作に力を入れるのは当然です。プライマルは他の企業よりも特に力を入れていると今でも感じています。

初めにアサインされたプロジェクトは大手グループ企業様同士が共同出資して設立した合弁会社の案件で、当時業界初の試みを行っていました。システムに詳しいという強みを活かし約1年半お世話になりましたが、非常に濃密な期間でした。「試練の連続」と触れたように、入社して1年間はほぼ毎日新しいタスクを実施していた記憶がある位、常に良い意味で追い込まれていました。

特に苦労した点は「エンジニアからの脱皮」です。当時は仕事の特性上、決定したことや言われたことを着実に早くこなすことが重要という価値観で仕事を行っていました。ですが、これでは新規事業コンサルタントとして価値が発揮できません。つまり、仕事のスタイルが「受動的」であるため、何も新しいものを生み出すことができないのです。受動的な仕事のスタイルの場合、基本的には指示待ち人間となってしまいますし、自分の頭をそこまで使わないため、仮説思考さえままなりません。そのため、顧客への提案はもちろんのこと、会議でさえまったく発言できず、まさに「置物」と化していました。まさに、付加価値ゼロの状態です。この「受動」から「能動」への脳の切り替えこそ一番苦労したポイントです。約4年間も前者の受動的な価値観やスタイルでパーソナリティが構築されてしまっているため、改善は容易ではありません。そのため、思いきってそれまでの価値観をほぼ排除し、新卒の気持ちで一からスタートしました。

元々基本動作も身についてなかったため、ある意味本当の新卒の状態でのリスタートです。脳の切り替えを意識してからは日々訓練。自分自身の頭でやったことがない程考えに考え、仮説等出しては上司に確認してフィードバックをもらうことを続け、脳を鍛えていきました。そうこう揉まれているうちにやっと少しずつではありますが、会議で発言もできるようになり、その環境にも何とか順応し、クライアントからの信頼も徐々にですが獲得できるようになってきました。

考え抜くことの大切さ

この頃からようやく仕事が楽しくなります。新規事業の特性上、過去誰も(その企業で)実施したことがないことをトライ&エラーしながら作りあげることが多いのですが、どのような打ち手を打ち、どう進めればよいのかなど、自分の頭で考え周りを巻き込んで行動することにやりがいを感じ始めてきたのです。

最終的にこのプロジェクトでは、大規模プラットフォームの開発に伴うシステム開発のプロジェクトマネジメントや、プラットフォームを利用する事業者向けの規約の整備、運用体制の構築やマニュアルの整備、各種ツールの作成や提供、事業者へのプレセールス、販促コンサル、プラットフォームのロードマップ策定等、短い期間ですが非常に沢山の経験をさせていただきました。プロジェクトで関わったクライアントの方々とは今でも仲良くさせていただいています。

プライマルにジョインしてから3年程経過し、ある程度自分一人で動けるようになってきてからも学ぶことは非常に多かったです。この頃には作り上げた商材の提案営業や新規事業企画の提案等の「営業色」も強くなり、4、5年目ではサービス戦略立案等の戦略案件についても今までのお手伝いではなく、自分がプロジェクト責任者となって実行するようになりました。戦略案件はやはり難易度が高く、市場調査等を元にした参入市場の選定や差別化戦略、具体的なアクションプラン策定等、苦しみながらもやりがいのある仕事でした。

苦悩し学んだことが後の成長と付加価値に

新規事業に係る人材として、事業創出におけるありとあらゆる業務を実行するスキルが求められるため、常に新しい学びがそこにはあります。学び方についても、基本的には誰かに教えを請うのではなく、自分自身で考え、仮説を出し、それが合っていたのかチェックしたり、他の優秀なクライアントや上司などから見て盗むことが多いです。基本的に所謂「教えてちゃん」の精神ですと、プライマルには合わないのは勿論のこと、ビジネスマンとしても資質を疑われます。やはり自分自身で苦悩して学んだことが一番の経験となりますし、当たり前の話ですが、コンサルタントがクライアントに対して「教えて」なんていうことはタブーです。プライマルはこの「学び」の機会が非常に多いことも魅力の1つです。

私と同じようなキャリアを経た人はほとんど見たことがなく、正直かなり珍しいと思います。システムを少しかじっていたレベルではなく、バリバリのエンジニア畑からビジネス畑へ転職するのは、今考えると無謀に近い行動です。エンジニアからITコンサルへのキャリアアップはよく聞くお話ですが、プライマルはそうではありません。だからこそ、人一倍苦労した自負はありますし、苦労して乗り越えたからこそ得られる経験も大きな糧となっています。エンジニアのスキルはそのままに、ビジネス脳への脱皮を行った今、システムも分かる企画人材として新たな付加価値を創造していければと思っています。

気付けば自分のチームを持ち、部下を指導しています。ふと昔の自分を見ているようで微笑ましく思う反面、心を鬼にして指導している日々です。まさかここまで長く在籍し続けるとは思ってもみませんでしたが、学ぶべきことや課題が多く、勉強あるのみです。

案件の種類についても幅が広がり、様々な分野・業種の案件を担当させて頂いたり、プロジェクトスコープも戦略・企画、プロモーション、大規模プロジェクトのマネジメント、開発、営業等、色々な経験をさせていただいています。これも新規事業に特化しているからこそであり、普通の企業の一社員として所属していてはなかなか経験できないことだと感じています。この機会を存分に活かし、一人のコンサルタントとして更なる成長を図りつつ、次なるステージである部下の育成、並びに大規模なチーム構築にも尽力していく所存です。

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