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「創造者への道」を歩むために


新しい価値創造を模索して


「私自身が情熱を傾けられる新しい価値創造とは何なのか?」


学業での経験を契機として、今でもこの問いと向き合い続けています。

そして、この問いに対する自分なりの答えを模索するために、選んだのがプライマルという会社です。



当初アカデミアの世界で研究者になることを志望していました。

自分が将来社会に対してどんな新しい価値を提供するのかを考えた上で、新しい知を創造したいと考えたからです。そのために博士号の取得を目指して、専攻である化学を究めるべく日々研究活動に従事しておりました。


研究活動の中で最も真摯に考えていたことは自分の研究の新しい価値でした。

「君の研究の新規性は何か?」

「それが生み出す学問的な価値は?」

など、これらは研究者として必ず答えられなければならない質問であるからです。


それらを考えるにつれ、研究活動以外においても新しい価値のあり方を考えるようになり、気付けば「将来私自身が社会に提供したい新しい価値」というものを再度より真摯に考えていました。



改めて熟考を重ねて出した結論として、アカデミアの世界ではないところで、自分が情熱を傾けられる新しい価値創造を探したいと考えました。アカデミアの世界における価値創造、つまり新しい知とは次世代に継承していくためのもので、長期的視点から鑑みて知的価値を持っているのだと言えます。

しかし、それが尊い行為だと認識した上で、たとえ短期的でも私はより社会に還元されやすい新しい価値を創造したかったのです。


こうしてアカデミアとは別の道を探し始めたものの、ビジネスの世界でどこか事業会社に所属して、その企業の要望に沿う形で自分の求める新しい価値創造を模索することは難しいと認識していました。

そこで将来の起業を見据えて、コンサルティング業界を検討している時に、プライマルという会社を知りました。


戦略コンサルティングファームでありながら、財務的成果を約束しにくい新規事業にあえて注力しているところに魅力を感じ入社しました。




考え続ける醍醐味


入社して以来、ソーシャルヒアリングによるインバウンド動向調査、大手物流企業の社内ベンチャー制度の支援、金融業界での新規サービス企画、大手不動産企業のシェアオフィス事業立ち上げなど、様々な案件に携わりました。


最近は、大手メーカー様のR&D部門が持っている基礎技術のニーズ調査・用途開発に携わっています。


具体的には実際に対象技術を活用できそうな企業にヒアリングに伺い、そこから得られた技術に対するニーズや用途仮説を基に、対象技術を用いたビジネスの構想を提言するプロジェクトで、興味を持って頂けた企業とのパートナリングも仲介しています。


様々な案件を手掛けましたが、私が仕事を通じて一貫して感じる魅力は、「新規事業には新しいことを考え続けられる醍醐味がある」ということです。


一般論としてコンサルティングでは、ファクト(事実)を基に考えを深め、設定した課題に対する解を導いていきますが、新規事業においてはそもそもファクトがほとんどない場合の方が多いです。

今まで行われた事例もない、顧客が誰なのか分からない、ニーズがあるのか分からない、というように考える材料がかなり少ない状態から始まるので、自分なりの考えを深めて説得力のある仮説を作り出すのはなかなか難しい作業だといえます。

そして事業が立ち上がった後でも、当然のように想定外の事態は起こり、迅速な対処法をすぐに考えることが求められます。


しかし、このような常に新しいことを考え続けられるところが、他ならぬ新規事業コンサルティングの醍醐味だと私は考えています。そして、解のない問いにある種禅問答のように向き合い続ける過程で、これほど「知的タフネス」が磨かれる環境もプライマルならではだと思います。



最後に候補者の方へのメッセージで締めくくろうと思います。


大企業においてもイノベーション人材が強く求められている近年、これからの時代に活躍していくのは新しい価値創造ができる人材、言ってみれば「創造者」だと考えています。私自身を含めそういう人材になりたい方にとって、新規事業という事業の中での新しい価値創造のみにあえて取り組んでいるプライマルは、最適な環境だと思います。


志を同じくする「創造者への道」(ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』より引用)を歩みたい方と、一緒に働けることを楽しみにしております。

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